虫歯予防になる甘味料として有名なキシリトールですが、いったいどんな成分なのか、詳しく知っている人は少ないのではないでしょうか。
ガムやタブレット、飴など、いろんなものにキシリトールが含まれていますが、子供の虫歯予防に、本当に効果があるのでしょうか。
キシリトールとはどんな成分で、どうして虫歯予防になるのか、また、キシリトール入りのガムなどを子供にあげるタイミングや、おすすめ商品なども詳しく説明しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
キシリトールの飴って、虫歯予防できる?
キシリトールとは、糖アルコールの一種であり、白樺などに含まれているキシロースを還元して作られる甘味料です。
ショ糖の65%ほどの爽やかな甘みがあって、カロリーがとても低いので、糖尿病患者の甘味料として、また、虫歯予防などにも利用されていますね。
キシリトールの特徴をまとめてみましょう。
- カロリーが砂糖のおよそ75%である。
- 虫歯の原因にならない甘味料である。
- 歯の再石灰化を促進する働きがある。
キシリトールの特徴としてまず挙げられるのが、砂糖と同じ甘みがあるのにカロリーが低いことですね。
肥満予防、糖尿病患者にも用いられることが多いキシリトールですが、同時に虫歯予防にも期待できる、とても嬉しい甘味料なのです。
砂糖とは違って、甘みがあるものの、虫歯の原因となる酸を作らないこともキシリトールの大きな特徴です。
白樺などの植物由来の甘味料で、身体にもやさしいこともポイントですね。
また、キシリトールには、歯の再石灰化にも役立つことも大きな特徴です。
食後にキシリトールを摂ると、キシリトールの働きで口の中が中和されて、歯が再石灰化されて虫歯予防が出来るのです。甘味料の一種であるキシリトールは、口の中に入れると味覚が刺激されて、唾液の分泌が促され、唾液自体の自浄作用で、虫歯菌が洗い流されます。
殺菌作用がある唾液が増える、という間接的な働きで、虫歯を予防することが出来るのです。
キシリトール自体が砂糖のように酸を作り出す糖類ではないので、虫歯菌のエネルギー源となることもありませんね。
また、唾液の分泌量が増えることで、プラークからカルシウムが溶け出すのですが、これとキシリトールが結びつき、再石灰化が促進されて、歯が丈夫になる、という働きもありますよ。
子供や赤ちゃんに効果のあるキシリトール飴は、ハキラ
子供の虫歯予防にガムやタブレットなどをあげるなら、食後が一番効果的です。
キシリトールが入った商品は、ガム、タブレット、飴などいろんな商品がありますね。
どの商品でも基本的におすすめなのですが、中にはキシリトールだけでなく、砂糖も入っている商品があるので要注意ですよ。
特に、キシリトール配合の飴には、砂糖も入っていることが多いので注意してくださいね。
ひんやりとした爽快感があることからキシリトールが飴に配合されることが多いです。
砂糖も同時に入っている場合、キシリトールの配合量も少なく、虫歯予防の効果はまず期待できません。
キシリトール入りの商品を選ぶときには、こんな点に注意してください。
- シュガーレスであること。
- 果汁やクエン酸などの酸性になるものは無添加であること。
- キシリトールが50%以上入っていること。
キシリトール入りのガム、タブレットもどちらも食後に摂るのがおすすめですが、より虫歯予防に効果的なのは、しっかり噛むことで唾液の分泌量が増えるガムですね。
でも、子供の場合、好みもあるので、お子さんの好きな方を選んであげると良いですね。
キシリトール入りのタブレットでは「ハキラ」が有名ですね。
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ドラッグストアなどでも売られていて、イチゴ味やオレンジ味などがあり、ラムネみたいに美味しく食べることが出来ますよ。
しっかり噛むのがまだ難しい小さなお子さんには、やはり「ハキラ」のようなタブレットタイプがおすすめで、チャック式の袋入りなので、外出時などにも便利ですよ。
食後や寝る前に、1粒づつくらいあげてください。
虫歯になる可能性も、少しは減らるはずです。
ただ寝る前に、必ずハキラが解け切ったか確認してくださいね。
まれに喉を詰まらせてしまう子供も、いるみたいですから。